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蝶形骨とは?

蝶形骨(ちょうけいこつ)とは?

蝶形骨まとめ

1. 蝶が羽を広げた形
2. 23枚の頭蓋骨(とうがいこつ)の一番中心。他の12枚の頭蓋骨ピースと接しています。
3. 蝶形骨は頭の中心から口を開閉するのに重要な支点の役割を担っています。
4. 蝶形骨の上には視力に関わる視神経が通っています。
5. 生体では段ボール紙ほどの柔軟性があり、ゆがみが生じる可能性があります。
6. 蝶形骨には脳下垂体が収まっています。
7. 脳下垂体からは「愛情ホルモン」のオキシトシンなど7種類のホルモンが分泌され心身のバランスを保っています。

頭は一つの骨の塊のように見えますが、実は23枚の頭蓋骨(とうがいこつ)のピースがパズルのように組み合わさって構成されています。その一番中心に位置するのが蝶形骨。正面からみると、文字どおりが羽を広げた形をしており、他の12枚の頭蓋骨ピースと接しています。蝶形骨は「頭の中心」と言えます。
蝶形骨には咀嚼筋(そしゃくきん)の一部で、口を開ける外側翼突筋(がいそく よくとつきん)と閉じる内側翼突筋(ないそく よくとつきん)がつながっています。よって、蝶形骨頭の中心から口を動かすのに重要な支点の役割を担っていて、アゴを開閉や左右バランスと密接に関わっています。また蝶形骨の上には視力に関わる視神経が通っており、左右で視力が大きく異なる場合は蝶形骨のアンバランスが原因とも考えられます。また(左右の咀嚼筋の偏った緊張によって)蝶形骨がわずかでも傾くと、目の奥が締め付けられるような違和感を生じることがあります。

ちなみに、(解剖の検体では石灰化して硬いですが)生きている時は段ボール紙ほどの柔軟性があるそうです。つまり、よじれやねじれ、傾きなどの歪みが生じる可能性があります。

また、蝶形骨の一部、トルコ鞍には脳下垂体が収まっています。下垂体からは以下の7種類のホルモンが分泌されるため、心身のバランスに非常な重要な役割を担っています。例えば、オキシトシンは「愛情ホルモン」として近年、注目されています。

1.成長ホルモン
2.甲状腺刺激ホルモン
3.副腎皮質刺激ホルモン
4.性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモン)
5.プロラクチン(催乳ホルモン)
6.抗利尿ホルモン
7.オキシトシン(射乳ホルモン)

蝶形骨は咽頭(いんとう=ノド)の天井である蝶形後頭底(下図⑰)から始まり、筋膜(きんまく)を通して心膜(⑲)や横隔膜(⑱)とつながっています。よって、蝶形骨バランスは心拍数や呼吸の深さなど自律神経とも深く関わっています。現代人はストレスから交感神経優位になり心や体が常に緊張している場合が多いもの。交感神経優位では闘争(逃走)モードになり前傾姿勢で首や肩がすくみ全身がこわばります。また食いしばりを誘発させるため寝つきも悪くなります。深い睡眠を取れずに疲れが抜けないため日中イライラしてまた交感神経優位になるという悪循環に陥ります。

イライラを静めて心と体をリラックスさせるためには自律神経を副交感神経優位に切り替える必要があります。心拍数を抑えて深い呼吸をするために、当院の整顎では蝶形骨から心臓や横隔膜に間接的にアプローチし心身を緩めます。

食いしばりが起きれば心拍数が上がって呼吸が浅くなり、交感神経優位(集中・緊張モード)になります。一方、アゴがリラックスすれば心臓はゆっくり動き、深い呼吸になって副交感神経優位(リラックスモード)になります。
交感神経優位は闘争(逃走)モードといわれ、本能的に歯を食いしばると同時に猫背で前傾し闘う姿勢になります。これが頭部や内臓を守る屈曲位ですね。一方、副交感神経優位は休息・睡眠・消化の姿勢。アゴはリラックスし胸が開いて深呼吸をしたり笑ったりできるようになります。

整顎では、咀嚼筋をほど良くリラックスさせることができますので、クライアントから「顏がすっきりした」「目がパッチリした」などのコメントをいただくようになりました。

「うまく噛めない」「食べることがツラい」